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マダムクリスティーのフレーバーティーについて 前篇
みなさま こんにちは。
過ごしやすい気候になって参りました。
さて皆様からお問い合わせをよく受けます、【マダムクリスティー】のフレーバーティーに関しまして少々ご説明させて頂ければと思います。
フレーバーティーとは皆様ご存知の通り【着香茶】であります。よってベースの茶葉のふるさとは様々で、インド・スリランカ・中国・ケニアなどなど。現地でフレーバリングしたり、日本に原料を持ってきて香り付けをしているお茶も世の中にはたくさん流通しております。
フレーバーティーの良し悪しの決め手は、どこの産地の茶葉で、またどこでフレーバリングしているのか、ではなく使用している茶葉の質が上質であることと、その茶葉の特性と香料とのバランスが整っていることが前提であります。もちろん香料の質も重要ではありますが。
たとえば上級なダージリンに安価な香料付けをしてみても、せっかくのダージリンの良さを半減させてしまう結果になりかねません。ダージリンの持つ繊細な風味を打ち消してしまうからです。
フレーバーティーでよく使われる茶葉の産地は前述通り主にスリランカ、ケニア、中国などです。カラメル、ジンジャーなどの甘かったり、スパイシーなフレーバーにはインドのアッサム茶もよく使われます。各メーカーが作り上げたい商品の特性、販売価格帯から茶葉・香料を選定することになります。
【マダムクリスティー】のフレーバーティーは、世界各国の産地からパリに集められた茶葉を使用し、フレーバリングもパリのファクトリーで行われております。主な原産地は中国、もしくはスリランカです。どうして中国産?というご質問を大変多く頂きます。どうしても中国産=粗悪品というイメージが先行しておりますから。そのご質問に対しては以下のようにお答えしております。
1、中国安徽省原産の上質なキーマン茶をベースの茶葉に使用しております。中国からパリへの輸入の際に食品検疫を受け、また日本に入ってくる際にも抜き取り検査を受けております。よって中国産の茶葉を使用していますが、安全性に関しまして全く問題ない商品です。
2、上記のキーマン茶は、マダムクリスティーが使用しているフランスグラース産の天然由来の香料との相性(浸透性)が抜群に良く、香りが前に出過ぎるお茶ではなく、お茶本来の風味を損なわずに、自然の風味一杯のフレーバーティーを作成出来るのです。
結局お安めのフレーバーティーは、原料茶、香料ともお世辞にも良いとは言えないものを使用されている確率が高いと考えられます。まだ原料茶はともかく、安価な合成香料を使用したフレーバーティーは正直おすすめ出来ません。と言いながらいろんな食材で合成食品を口にしている訳なんで、あまり説得力はないかもわかりませんが。
せっかくのティータイムでフレーバーティーをお楽しみ頂くのですから、100年という長い歴史の積み重ねで製作され続けてきました、【お茶の真髄】をお試し頂くことをおすすめいたします。そういった商品をご提供し続ける事が手前どもの使命と思っております。
後篇はその香料(フレーバー)についてお話したいと思います。サンモート。